映画『猫は抱くもの』が2018年6月23日(土)に公開される。アラサー女子&自分を人間だと思い込む猫の物語『猫は抱くもの』場面カット|写真6『猫は抱くもの』は、思った通りの自分になれず、投げやりな毎日に慣れてしまった“元アイドル”の沙織と“自分を沙織の人間の恋人だと思い込んでいる猫”の関係を描いた心温まる物語。大山淳子の原作『猫は抱くもの』を実写化した作品だ。

見どころは、こじらせた女性と猫の、妄想とリアルが入り混じる演出。さらに実写の猫に加えて登場する、擬人化した猫を演じる“猫キャスト”にも注目したい。主演沢尻エリカ×吉沢亮沙織を演じるのは、『ヘルタースケルター』(2012)以来6年ぶりとなる主演に抜擢された沢尻エリカ。そして、猫の良男の擬人化した姿を演じるのは、若手演技派俳優の吉沢亮だ。吉沢は役柄に合わせ、頭髪を青味がかった銀髪に変えて挑んでいる。『猫は抱くもの』場面カット|写真9銀杏BOYZ・峯田が物語のキーマンにまた、物語のキーマンである画家・ゴッホとして、ロックバンド「銀杏BOYZ」の峯田和伸も出演。アーティストとして広く知られている峯田だが、NHKの連続テレビ小説『ひよっこ』にも出演し、大河ドラマや民放連続ドラマへも今後出演するなど近年は役者としての活躍も見せている。“猫の擬人化”キャスト『猫は抱くもの』場面カット|写真1さらに、“猫キャスト”には個性派キャストが勢揃いした。「水曜日のカンパネラ」のボーカル・コムアイが猫のキイロを擬人化した姿を演じるほか、老猫を『』や『』の岩松了、サバトラ猫を内田健司、黒白ブチ猫を林田岬優、ヒョウ柄猫を木下愛華、縞三毛猫を蒔田彩珠が担当する。コムアイは劇中歌も担当『猫は抱くもの』場面カット|写真2なお、コムアイは出演だルイヴィトンサングラスコピーけでなく、本作の劇中歌「キイロのうた」と「マヨイガのうた」の作詞&歌唱を担当している。楽曲に関して「劇中歌は、登場人物と観客がそれぞれの固執しているものをそっと手放せるように、と思って書きました」と語った。なお、オリジナルサウンドトラックは、映画公開前日の6月22日にデジタルリリースされる。ヒロインを翻弄するキーマンに柿澤勇人『猫は抱くもの』場面カット|写真3沢尻を翻弄するキーマンとなるササキと高橋という2人の男を演じるのは、若手演技派俳優・柿澤勇人。『デスノート ザ・ミュージカル』や『メリーポピンズ』など舞台を中心に活躍する柿澤。一人二役という難しい役どころをどのように演じるのか注目だ。監督は“猫映画”の犬童一心メガホンをとったのは『ジョゼと虎と魚たち』(2003)、『メゾン・ド・シャネル靴コピーヒミコ』(2005)など幅広いジャンルの作品を手掛け、大島弓子の名作『グーグーだって猫である』を映画版(2008)とドラマ版(2014、16)を撮ってきた犬童一心。“猫を撮らせたら日本映画界随一“と言っても過言ではない彼。今回は一体どんな“猫映画”となるのか期待したい。